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マリーンズPLAYBACK2026 3月17日 サブロー監督 9番遊撃でスタメン出場の小川を絶賛


 3月17日。昨年のセ・リーグの覇者 タイガースをZOZOマリンスタジアムに迎えてのオープン戦が行われた。2連戦初戦。空は柔らかく広がっていた。春を感じる空の下、見応えのあるゲームが繰り広げられた。

 先発の西野勇士投手は5回を投げて2失点。ヒットは2つにとどめた。サブロー監督は「粘ってくれた。今日はピッチャー全員に言えることだと思うけど、ピッチャーがこうやって粘ってくれると攻撃が良いリズムになる。ピッチャー陣にはこれを期待したい」と満足そうに頷いた。

 2番手以降は4投手で無失点。1点ビハインドで試合は進んでいたが、六回に同点。八回に勝ち越しに成功した。逆転の流れを作り上げたのは投手陣の粘り。指揮官は勝利を呼び込んだと評価した。

 指揮官に存在感を見せつけたのは9番・遊撃でスタメン出場をした小川龍成内野手だった。「小川はいい。打つ方もいいけど、走攻守全てにおいてちゃんと集中してくれていると思う」とサブロー監督は高評価した。五回の打席では追い込まれてから粘りに粘った。結果的に三飛に倒れるものの、相手投手に15球、投げさせた。

 「去年はそれがなかったけど、今年は結構、粘れている。小川らしい打席。あれで十分な仕事といえる」と評した。そして「結構、9番は大事。小川がすごい良い仕事をしてくれているので、ああいう風にピッチャーも粘れる部分もある。やっぱり投手、守りでリズムを作って、少ない得点で勝つという、そういう試合はやっぱり多いと思う。しっかりそこはやっていきたい」とシーズンを見据えた。

 良かった部分と修正が必要な部分。どんなベストゲームにも必ずプラスもあればマイナスの部分もある。八回無死一、二塁とした場面で3番の藤原恭大外野手の打席で2度、バントを決めることが出来ず、追い込まれた。結果的にはセンター前に勝ち越しのタイムリーヒットを打ったが、結果オーライとだけで物事を済ませては前に進まない。

 「やっぱりシーズンに入ってくるとああいう場面で送らないといけない時がある。追い込まれてから結構、ヒットを打つ確率が高いのでフライにならなくてよかったなあと思ったけど、あそこでは一番いいのは送ってくれること」とサブロー監督は振り返った。

 指揮官の深い想いがこもった打席。だから追い込まれてなおバントのサインが出た。結果的にボールとなり2ストライク 2ボールとなったタイミングでサインは変更されたが「まだシーズンでもないので、バントをしっかりとやらせたい。成功体験をさせようと思って、サインを出した」と説明した。小さな成功体験が人を成長させる。その想いがこの打席には込められていた。

 新チームは少しずつ細かい修正を施しながら、新しい輪郭を見せ始めていた。高い集中力を保ちながら隙を見せず、逆に隙を突く。粘りに粘り、守りきり必ず訪れる勝機を逃さない。機を見るに敏。春の訪れと共に柔らかさが増している空の下、マリーンズが鋭い野球を続けていた。

文 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原 紀章

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